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猫好きにおすすめの猫が登場するおもしろいエッセイ本3選

この記事では、猫愛が感じられる、猫が登場するエッセイ本を3冊ご紹介します。

今回ご紹介するエッセイは「猫といっしょにいるだけで」「猫怪々」「猫のハローワーク」の3冊です。
どれも筆者の猫愛が感じられる、個性的なエッセイ本です。
読むと猫とふれあいたくなってしまうかもしれません。

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猫好きではなかった人が猫バカに!?「猫といっしょにいるだけで/森下典子著」


猫といっしょにいるだけで (新潮文庫)

猫といっしょにいるだけで」はエッセイスト・森下典子さんが執筆したエッセイ本です。お父様が亡くなられて、お母様と二人暮らしで静かに暮らしていました。
フリーランスで仕事をしている筆者は仕事に行き詰まり、焦りを感じて過ごしていましたが、猫たちと出会うことにより、焦りのない豊かな生活を送れるようになります。

特に猫好きでなかった著者が、猫とのコミュニケーションを通して「猫バカ」へと変身していきます。猫には人を魅了し、幸せにする不思議な力があるのだと感じた一冊です。

ある日、自宅庭の白木蓮の切り株の根元に野良猫が5匹の子猫を産んでいました。
しかし筆者はいわゆる”犬派”。

世の中には猫好きな人がいっぱいいて、猫と見れば目尻を下げ、すぐに甘い声を出すけれど、うちでは猫を飼ったことがないし、興味もない。そもそも猫の可愛さがよくわからない。

また、過去に愛犬を亡くした悲しみから「もう生きものを飼うのはよそう」と決めていたのでした。
でも、庭に放っておいていたら子猫たちは死んでしまうかもしれないし、保健所に持ち込んだら引き取り手がいなくて殺処分されてしまうかもしれません。
そんな想いの中で、生まれてきた小さな子猫たちをどうするか葛藤します。
子猫たちをどうするか悩んでいた筆者と筆者の母ですが、里親を探すことにし母猫と子猫を家の中で飼うことに。そして、知り合いを呼んで譲渡先を探していくお話です。

筆者の亡き父が以前話してくれた、野良の子猫にまつわる話も掲載されていますが、今回の子猫との出会いが運命としか思えないようなお話でした。 動物との出会いも「縁」なのだと感じました。

猫の「繊細な心」や「自分にしか見せない顔」についてのエピソードも興味深かったです。猫がまるで人間のような心を持っていることが伝わってきます。
そして猫たちを見ていると心も体も爽やかで、疲れや焦りが消えていることに気づいた筆者は、しばらく経つとすっかり猫に魅了されてしまいます。

太郎ちゃんが寄りかかってくれるなら、私はずっと壁でいたい。だから、いつもまでもこのまま寄りかかっていて…。

※太郎ちゃん=保護した子猫

猫に興味がなく「面倒なことになった」と思っていた時とのギャップがかなりあり、くすっとしてしまいます。
猫好きでなかった人が猫の魅力に気づいていく過程が細やかに書かれていて、猫と暮らすとこんなこともあるのかと興味深いお話ばかりでした。

私はいつか保護猫と暮らしたいと考えているのですが、ますます猫と暮らしたいという想いが強まった一冊です。

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猫に何かが憑いている!?「怪談エッセイ 猫怪々/加門七海著」


猫怪々」は小説家・エッセイストの加門七海さんが書かれたエッセイです。
日本古来の呪術や、オカルトに造詣が深く、心霊体験も豊富な筆者。
そんな筆者と、筆者が保護した猫白血病を持った子猫のちょっとオカルトなノンフィクション子猫育成奮闘エッセイです。

猫の病気治癒のために願掛けに遠隔気功!霊感がある人はこんな日常を送っているの!?と驚いた一冊。筆者の猫愛の深さも素敵です。ナツイチ2018にも選ばれています!
ナツイチ2018ねこじゃらしおり
集英社ナツイチ2018 ねこじゃらしおりのご紹介と使い方! この記事では、集英社ナツイチ2018の「ねこじゃらしおり」の種類や、使い方についてご紹介しています。 本を読むときに重...

ナツイチ2018年では、かわいい限定カバー仕様になっています!かわいい!

「猫怪々」ナツイチ2018限定カバー

親の代から猫と暮らしていたこともあり、そのうち猫と暮らしたいと考えていた筆者。
猫と暮らすために「ペット可」「地縁がある場所」「野良猫に優しい街」などの条件をクリアしたマンションを購入します。
ちなみに、購入したマンションを撮影したところ、”オーブ”が大量に写り込んでいたそうです。
知り合いの霊能者に確認し”吉”のオーブ(!?)であることを確認し購入したとのことでした。その後、仕事の都合で旅に出ることもあり、そのうち猫と暮らせれば良いとのんびりと過ごしていました。

そんなある日、飼い猫となる”のの”と運命的な出会いを果たします。
ののは「猫白血病」でした。(猫白血病とは、感染することにより、病気に対する抵抗力を弱め、全身性の様々な病床を示す伝染病です。)
絶望的な気持ちになったものの、病気でうずくまっていたところ拾われた強運な猫ならば”絶対に生きる”と確信し、「この子のためならなんでもする」そう思い猫のために様々な手法を使って病気と奮闘してくお話です。

“のの”とのふたり暮らしが始まると、様々な怪奇現象が次々と起こります。
それを解決するために知り合いの霊能者たちに連絡したりと、霊能力がある人の生活ってこんな感じなの!?と驚きました。
猫のためにお経を唱えたり、お香を焚いたり、遠隔気功を依頼したり…。
普通の人が経験しないオカルト現象や、霊能者たちについて知ることができるのもこのエッセイの面白さです。
“猫に対する遠隔気功”など、普通の人からみれば馬鹿げて見えるかもしれませんが、「猫のためならできることはなんでもする」という猫に対する筆者の深い愛情を感じました。
なかでも気功は、猫自身が反応を示すので、ただの催眠ではないと目で見て思うそうです。

特に気功は、猫本人が確実に反応するのが面白い。痒がったり、ぴくぴくしたり、興奮した挙句に爆睡したり。こういう反応をみていると、気というのは催眠や自己暗示ではないと言い切れる。気功師さんが手を隠しても、ののは手のある方をみる。きっと、猫にはなんらかの信号が伝わっているのだろう。

子猫育成奮闘記でありながら、怪談話を聞いているような不思議な魅力たっぷりのエッセイ本です。

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世界中の猫たちのお仕事「猫のハローワーク/新美敬子著」


「猫のハローワーク」は犬猫写真家・新美敬子さんが書いた、写真満載の世界中の働く猫のエッセイ本。
筆者の新美敬子さんは、世界を旅して出会った猫や犬と人々の関係を、写真とエッセイで30年ほど発表し続けています。

まるで写真集!猫自身が独白しているスタイルの一風変わったエッセイです。

このエッセイ本では、世界で働く(働いている風も含む)猫たちが、自分の仕事について語っています。
例えば登場する職業は「漢方薬問屋店員」「画廊店主」「観光案内所スタッフ」など様々。
本当に猫が語っているように見えてくるところが不思議です。
猫たちが住む国や地域の豆知識などを教えてくれるのも楽しいポイントです。

また、写真家である筆者が撮影した猫たちがとにかく可愛いので、写真集として目でも楽しめる、猫好きにおすすめの癒し猫エッセイ本です。

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まとめ

猫エッセイ本は、筆者たちの猫愛が感じられるのも魅力の一つです。
猫好きの方であれば、「あ〜わかるな〜」と共感してしまうはず。
猫に飢えている…!と言うときにぜひ読んでいただきたい3冊です。

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