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新書サイズのトラベラーズノート風レザーカバーを自作してみました

新書サイズのトラベラーズノート風レザーカバーを自作してみた

新書サイズのノートにトラベラーズノート風カバーをつけたいと思い自作しました。自作に使った道具と工程をご紹介します。

トラベラーズノートってかっこいいし便利そう!でも使いたい新書サイズがない…。本革でそれっぽいのを自作してみよう!

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トラベラーズノートとは

トラベラーズノートとは、トラベラーズカンパニーが発売している革製手帳シリーズです。シンプルな作りながらカスタマイズ製が高いことが魅力です。革カバーに通してあるゴム紐を使用することで、カバーに挟むノートの数を増やすことができます。

自作トラベラーズノート風カバーの仕様

トラベラーズノートのように、ノートを複数挟むことができる仕様にします。サイズは新書サイズです。

トラベラーズノートが手元になく想像で製作しているため、作りは異なります。作りにこだわらず、ノートが複数挟める仕様を目指します。

仕様とコンセプト

  1. 新書サイズのノート2冊とジッパーケースを挟むことができる
  2. 耐久性の高いカバーにする
  3. 経年変化が楽しめる本革を使用する
  4. コストをかけ過ぎない(代用できる道具は代用品を使う)

レザーカバーに挟みたいもの

MDノート新書サイズとジッパーケース

左から

  1. MDノート新書サイズ
  2. MDノート新書サイズライト
  3. ジッパーケース(トラベラーズノートパスポートサイズ用として販売されているものです)

実際に自作したトラベラーズノート風新書サイズレザーカバーがこちら↓

レザークラフト初挑戦でしたがとても楽しく、出来も満足でした。特にコバ(革の断面)をツヤツヤに仕上げることができ嬉しかったです。

トラベラーズノート風カバーを自作するために使った道具

※ピンク色の番号は今回のために購入したもの、グレーの番号は元から持っていたものです。

  1. 本革(A4サイズ2mm厚/オイルワックスヌメ革)
  2. ヘアゴム
  3. カード立て
  4. へり落とし
  5. トコノール
  6. 耐水ヤスリ4種(#320/#400/#600/#800)
  7. 厚紙(型紙)
  8. ロータリーレザーパンチ
  9. ロウ
  10. カッター
  11. ラナパー
  12. アイロン
  13. アイロン※撮影し忘れました
  14. カッターマット

かかったコストは約4,000円。
※トラベラーズノート(レギュラーサイズ)は定価4,400円(2019年10月現在)です。

ある程度初期投資が必要なのでそこそこコストかかりました

1.本革(A4サイズ2mm厚/オイルワックスヌメ革)

経年変化を楽しみたかっためオイルワックスヌメ革を選びました。カバーは1枚の革で作るため、厚さが薄すぎるとペラペラになってしまいますし、厚すぎると畳めなくなってしまいます。2mm厚のものを購入したらちょうど良い厚さでした。amazonで購入。

3.ヘアゴム(太さ恐らく1.5-2mm)

ヘアゴム

カバーの開閉パーツとなるゴムです。カバーに合わせてブラウンのヘアゴムをダイソーで購入しました。

3.カード立て

革の床(裏面)を磨くトコ磨きの際に使用するガラス板の代用品として東急ハンズで購入しました。ガラス板は1,000円程度するため、ちょっとコストが高く感じました。そこでカーブしている部分がガラス板に似てると思った100円程度のカード立てを購入。しかし角が鋭利なため床面に傷が付いてしまいました…。

ケチった結果失敗しました

4.ヘリ落とし(クラフト社製/No.1)

へり落とし

革のコバ(断面)の角を削る道具です。へり落としは革の厚さごとに最適なサイズがあります。私が購入したものは革厚1-2mmのものに使用できるへり落としです。東急ハンズで購入しました。

5.トコノール

革のコバや床面(裏面)の毛羽立ちを押さえ、美しく丈夫に仕上げるために使います。こちらも東急ハンズで購入しました。

革用品のメンテナンスにも使えるため購入してよかったです

6.耐水ヤスリ4種(#320/#400/#600/#800)

コバ磨き用耐水性やすり

革のコバを磨き美しく丈夫に仕上げる作業「コバ磨き」をする際に使用します。コバをやすり滑らかにします。

7.厚紙(型紙)

革を裁断する前に印を付ける際に使用する型紙用の厚紙。

8.ロータリーレザーパンチ

ロータリーレザーパンチ

革に孔を開ける道具です。道具の先を回転させることで開ける孔のサイズを変えることができます。

9.ロウ

レザークラフト用ロウ代用品

革のコバの耐久性を高めるために塗るロウです。レザー専門のロウがありますが、テディベア作りの際に使用するロウで代用しました。

10.布

麻布

コバ磨きに使用する布です。本来コバ磨き専用の道具やヘチマなどでやることが多いようですが、布で代用しました。

11.カッター

革を切るカッターです。普段使っている「NT カッター PRO A-1P 」と言う繊細工作用カッターを使用しました。

12.ラナパー

「汚れ落とし」「保護、ツヤだし」「撥水効果」「カビを生えにくくする効果」が得られるレザートリートメントです。仕上げに塗りましたが必須ではありません。

13.アイロン

コバにロウを塗った後溶かすための道具の代用です。

14.カッターマット

革を切る際に使用します。

作り方

型紙をつくる

レザーカバー型紙

厚紙を使って型紙を作ります。挟みたいノートの大きさに対してどれくらい余裕を持たせた作りにしたいか考え約W239×H184mmの型紙を作製。赤い印の部分には孔を開けます。カバーの耐久性を上げるため、角は丸く切りました。

革をカットする位置に線を引く

革に型紙を当てて線を引いていきます。ペンは時間が経つと消える布用マーカーを使用しました。

革を裁断する

カッターマットの上に革を置き、カッターでカットします。意外と簡単に切れ、1回で切ることができました。角は型紙に沿って線を引き、地道にカッターで削って丸くしていきます。

革の角を丸く削る

床面(裏側)を磨く(トコ磨き)

革の裏面にトコノールを塗ります。(指で塗ることができます)

トコノールを塗り広げた革 磨いた床面

本来はガラス板で磨くのですが、代用品として小さなカード立てで磨きました。すると床面に傷が付いてしまい、途中から家にあった木の板を使用しました。傷はつきましたが毛羽が収まりツルツルに仕上げることができました。

木の板もあまりよくなかったためガラス板を買えばよかったなあと反省しました

床磨きビフォーアフター

けばけばだった裏面がつるつるに。色も濃くなりました。

ゴム紐を通す穴を5箇所開ける

革に孔を開ける

孔開けパンチで革の中央上下に計4つ孔(直径2mm)を開けます。裏面から見て右側の中央にも1つ孔(直径2.5mm)を開けます。

へり落としをする

革断面の角をとる「へり落とし」をします。定規を革の端に合わせ、ヘリ落としを革の角に当ててスーっと角を削り落とします。この作業が難しく、表面を少し傷つけてしまいました。経験と慣れが必要な職人技だなあと思います。

コバ(革の断面)を磨く(コバ磨き)

へりを落としコバが丸くなったので、いよいよコバを磨いていきます。

  1. 320番のやすりで磨く→トコノールを塗る→トコノールが半乾きになったら布で磨く
  2. 400番のやすりで磨く→トコノールを塗る→トコノールが半乾きになったら布で磨く
  3. 600番のやすりで磨く→トコノールを塗る→トコノールが半乾きになったら布で磨く
  4. 800番のやすりで磨く→トコノールを塗る→トコノールが半乾きになったら布で磨く
  5. ロウを塗り、温めたアイロンで軽くなぞる

コバ磨きは下記の動画を参考に行いました。とてもわかりやすく説明してくださっています。

ラナパーを塗る

表面にスポンジでラナパーを薄く塗りました。

ゴム紐を通す

ゴムを通したトラベラーズノート風カバー裏面

ゴム紐2本を中央に通し、ノートが落ちないくらいの長さに調節して結びます。向かって右側の中央にもゴム紐を通し結びます。ノートを閉じられるくらいの長さに調整。

この段階では革がとても沿っていますが、ノートを挟むことでまっすぐ伸びます。

表からみるとこんな感じです↓

ゴムを通したトラベラーズノート風カバー表面

ゴム紐に猫のプラパーツを飾りとしてつけました。

ノートをつけて完成

1.中央のゴムにノートを挟み込む

ノートを挟んだ自作トラベラーズノート風カバー

2.もう一本のゴムにもう一冊ノートを挟みこむ

ノートを挟んだ自作トラベラーズノート風カバー

3.短いゴムにジッパーケースを挟みこむ

ジッパーケースを挟んだ自作トラベラーズノート風カバー 自作トラベラーズノート風カバー

完成です!ペンホルダーをつけて便利な仕様に。

まとめ

初めてのレザークラフトでしたが、希望の仕様を再現することができて嬉しかったです。Youtubeにレザークラフトの技法を紹介する動画がたくさん上がっているため、それらを観ながら作りました。手作りすると愛着が湧きます。レザークラフト用品を手に入れたので、小物作りにも挑戦したいと思います。

まずガラス板を買わなくては。

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